▼やりがいは?
誰でもできる仕事じゃないんで、やりがいは滅茶苦茶ありますね。もう、新しい挑戦にドキドキ!ワクワク!しかないんですよ。やり込む量でいくらでも自分の幅を広げることもできるんで!
▼競輪時代の経験が役立つことはありますか?
いろんな先輩や後輩など沢山の人と関わってきたので、どんなお客さんにも対応できる能力が付いていました。また、量質転化の法則という考え方は、今の仕事にも活かされています。
余談ですが、最近嬉しかったことがありました。客先の方に「越川さん、この前の小倉の解説見ましたよ。僕、競輪好きなんですよ。会えて嬉しいです」
なんて言われて、競輪選手をやっていたおかげで、人間関係の距離が縮むことがありました。
▼後輩やセカンドキャリアを考えている方たちにアドバイスをお願い致します!
人生は意外と短いんで、やりたいことがあるなら、すぐに行動すべきです。ダメなら次に行けばいい。考える時間がもったいないです。だから、後輩たちに言いたいことは、現役時代もいつか終わりが来るから、今の思いをどれだけペダルに込められるかってとこですね。それができれば燃え尽きてやめても、そこからまた何でもできるって思えるんですよね。僕自身が45歳でゼロからスタートして現在があるので皆さんもなんでもできると信じています。
ちょっと話は逸れてしまいますが、中学2年生の時に同級生3人と将来は「競輪選手」「競馬の調教師」「ジョッキー」になろうって約束したんです。調教師を目指していた同級生は大けがをしてしまって、調教師自体の夢はかなわなかったんですけど、調教助手になり、去年、担当していたテンハッピーローズがG1を取りました!ジョッキーを目指していた同級生は、残念ですがなれませんでした。小谷文吾さんも言っていたように若いうちから目標を持ち、ロードマップみたいなもの作った方がいいですね。
インタビューを終えて
小学2年生で競輪選手になると目標を定め、そこから毎日マラソンを続けるなど、努力と継続を積み重ね見事にご自身の夢を叶えた越川さんのお話から「天才とは努力する凡才である」という言葉を思い出しました。現在も常に上を目指し日々努力をされている越川さんの中に天才の姿が垣間見えました。
次回お会いする時は、更にレベルアップされていることでしょう。これからも輝き続ける越川さんを応援しています。
越川 一寿さん
1996年8月21日デビュー78期
★現役生活25年 通算成績361勝
2021年5月13日に惜しまれつつ引退
現在は「株式会社打鐘サービス」経営
その他:競輪解説/相原プロレス協賛
掲載日:2025年4月25日
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